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住宅ローンの基礎

2021年6月21日

マイホームを現金で購入できる人であれば別ですが、マイホーム購入と同時に付き合っていくことになるのが住宅ローンです。住宅ローン選びはマイホーム選びと同じぐらい大切で、例えば、同じ3,000万円の家を買ったとしても高い金利の住宅ローンだと最終的なローンの返済額が4000万円になり、低い金利の住宅ローンなら最終的なローンの返済額が3,500万円になったります。

住宅ローン選びはマイホーム選びと同じかそれ以上に重要な作業と言っても言い過ぎではありません。

目次

  • 1 住宅ローンの基礎(2021年6月更新)
  • 2 住宅ローンとは?
  • 3 固定金利と変動金利
  • 4 頭金と月々の返済金額
  • 5 ボーナス払いには注意
  • 6 住宅ローンの借り換え、見直し
  • 7 住宅ローンの審査
    • 7.1 1.勤務先
    • 7.2 2.年収
    • 7.3 3.勤続年数
    • 7.4 4.個人信用情報
    • 7.5 5.他の借入状況

住宅ローンの基礎(2021年6月更新)

マイホームを購入して、新しい生活を楽しく過ごすには、”住宅ローン選びはマイホーム選びと同じぐらい大切なこと”です。

 

令和の時代はインターネットにたくさんの情報が溢れています。住宅ローンの情報も簡単に手に入れることができる時代になっているのですが、「よくわからない」とか「めんどくさい」という理由で、自分で住宅ローンを選ぶことを放棄して、金融機関や不動産会社に言われた住宅ローンをそのまま契約している人が大半を占めています。

 

このページをご覧になっている人は少なくともネットで住宅ローンについて調べている人だと思いますが、住宅ローンの基礎を確認して、自分にあった優れた住宅ローンを納得して選ぶようにしましょう。

住宅ローンとは?

住宅ローンは、これから購入するマイホームを担保に入れて、購入するためのお金を金融機関から借りるローン商品です。

”住む家”のためのローン商品なので、原則として転売や賃貸などの投資目的の不動産購入では利用できません。住宅ローンの申込先として銀行が思い浮かべる人が多いともいます。実際、メガバンク・地方銀行・信託銀行・ネット銀行など大半の銀行が住宅ローンを提供していますが、銀行以外の金融機関、例えば、信用金庫・信用組合・JAなどの金融機関でも提供していますし、住宅ローンを専門に取り扱うモーゲージバンクと呼ばれる金融機関も存在しています。

 

なお、住宅ローンには、金融機関が独自で開発・提供する住宅ローン(≒民間住宅ローン)と、「国と民間企業が連携して提供されるフラット35」の2つの住宅ローンがあります。

フラット35は国の方針(幅広い人がマイホームを持てるようにする、優良な住宅を浸透させる、地方を活性化させるなど)を実現するために提供されている住宅ローンということもあり、一般的には、営利目的の民間住宅ローンよりフラット35の方が審査に通りやすいと言われています。

 

固定金利と変動金利

次に住宅ローンの金利について確認しておきましょう。少なくとも、以下の金利タイプの基本的な特徴はおさえておきましょう。

  変動金利 固定金利
金利の決まり方 「短期プライムレート」や「無担保コール・オーバーナイトもの」などの短期金利に連動する傾向があります。最近は短期金利は低位安定していて動きがありませんので、変動金利は各金融機関の判断により決定されることが多くなっています。 10年もの国債利回りなどの長期金利に連動する傾向があります。現在、日本の長期金利は日銀が一定水準内でコントロールしていますので、長期金利もほとんど動きがありません。
金利の見直し 原則として年2回 金利の見直しはない
毎月の返済額 金利が変わる可能性があるので金利が上昇すると返済額も増加する 確定できる

 

※当初固定タイプは当初固定期間のみ確定できる

メリット 金利が低い 返済額が確定する
デメリット 金利があがり返済額が増える可能性がある 金利が高い

 

頭金と月々の返済金額

住宅購入にかかる最終的なお金を少なくするためには、「住宅の価格をおさえる・値引きする」、「不動産会社の手数料を値引きする」「金利が低い住宅ローンを選ぶ」などの方法があります。

 

それらの対応を行ったうえで、最後に可能な限り「住宅ローンの金額を少しでも少なくする」ことが重要になります。

 

返済額を少なくする方法は1つしかありません。頭金・自己資金を使うことです。

 

頭金は住宅ローンに頼らずに自己資金(貯金)でマイホームの価格の一部を支払うために用意するお金です。1日・2日で用意できるものではないので、常日頃の節約や貯蓄の努力が重要になってきます。

 

なお、最近は住宅の価格を全額ローンで借り入れるケースも増えていますし、住宅購入にかかる諸費用も借りられる商品が増えています。

 

金利も低いので「借りられるだけ借りておけ」という意見を持っている人もいますし、頭金なしでも住宅を購入しやすくなっています。

 

それでも、頭金が用意できていると借入金額を減らせますので借り入れ後のローン返済・家計のやり繰りがに余裕を持たせることができますの無理のない範囲で頭金を用意して住宅ローンの借入額を減らすようにしましょう。

ボーナス払いには注意

特定の月の返済額を増額する「ボーナス払い」を活用して月々の返済額を減らす方法もありますが、当サイトではボーナス払いの利用はおすすめしていません。

ボーナスは、会社の業績などに応じて決定されるものなので毎年変動する可能性があります。それ以外にも会社の給与支払い体系が変わったり、転職して給与体系が変わった時に混乱を招く可能性があります。

2020年の新型コロナウイルスの影響で住宅ローンの返済が滞った理由の1つにボーナスカットがあげられているぐらいです。

 

わざわざボーナス払いにしなくても、ボーナスがでてから繰上返済すれば良いだけなので、最初からボーナス月に増額返済することを金融機関に約束する必要はありません。

 

住宅ローンの借り換え、見直し

住宅ローンは超低金利が続いています。もし、数年前に借りた住宅ローンを放置している人は、まず、住宅ローンの借り換え効果を確認しておきましょう。今の住宅ローンの金利が2%以上の人は借り換えメリットが非常に大きくなる可能性がありますので、借り換えを積極的に考えるようにしましょう。

住宅ローンの審査

住宅ローンには数多くの審査項目があります。以下は主な審査項目ですが、金融機関によって審査の基準は違っていますので、複数の金融機関の審査に申し込んでおくことが重要です。

1.勤務先

安定した収入が得られるかを審査するために、勤務先も住宅ローンの審査に影響します。勤務先と共に雇用形態(正社員・契約社員・派遣社員など)や勤続年数も審査項目の1つです。大企業の方が安定的と判断され、自営業や個人事業主は審査が厳しめに判断されると言われています。

2.年収

一般的に年収300万円が住宅ローンを借り入れできる基準と言われています。ただし、近年は100万円~200万円でも住宅ローンを借りやすくなっています。また、借入可能金額は年収と物件価値によって判断されます。借り入れ金額は年収の6倍程度が目安と言われています。

3.勤続年数

最近は勤続年数はあまり厳しくみられないといった傾向がありますが、基本的には3年以上の勤続年数があると万全と言われています。もちろん勤続年数が3年未満でも審査が通る可能性は十分にありますが、1年以上の勤続年数は確保しておきたいところです。自営業・個人事業主は3年以上の実績が必須と考えておくようにしましょう。

4.個人信用情報

過去にクレジットカードやカードローン、携帯電話の割賦返済、車のローンなどで返済遅延の実績があると住宅ローンの審査に落ちる可能性がぐっと高まります。この個人信用情報は信用情報機関に最低5年は保存されます。信用は失うのは簡単でも回復には時間がかかります。日頃からお金の管理をしっかりしておくことが大事です。

5.他の借入状況

クレジットカードのキャッシング、カードローンなどを利用していると住宅ローンの審査に通っても、貸出金額を減額される可能性が高くなります。住宅ローンの申込時はできるだけの他の借り入れを返済して、クリアーな状態にしてから行うようにしましょう。

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